こんにちは、合同会社mcsのS.Aです。今回はSalesforceとSlackを連携してできることをご紹介します。
SalesforceとSlackのアプリケーションには様々な種類があり、活用方法によって利用するアプリケーションが異なります。本記事では、SalesforceとSlackを連携することで実現できるアプリケーションごとの主な機能と活用例について紹介します。
SalesforceとSlackの連携手段(各アプリケーションの説明)
①Sales Cloud for Slack
Sales Cloud for Slackは、営業チームがSalesforce内の商談、リード、アカウントなどの情報をリアルタイムでSlackに連携するためのツールです。営業担当者はSlack内でSalesforceのデータを確認し、チームと共有することができます。
- 対象
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営業チーム
- 主な機能
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- 商談の進捗やリードの更新情報をリアルタイムでSlackに通知。
- SalesforceのレポートやダッシュボードをSlackで共有。
- 商談やリードに関するディスカッションをSlack内で行い、迅速な意思決定をサポート。
- 活用シーン
-
営業プロセスの効率化、迅速な意思決定。
- 活用例
-
- 商談ステージが変更されたときに自動的にSlackに通知を送信。
- 新しいリードが作成されたときに営業チームにリアルタイムで通知。
- 重要な商談の進捗状況を定期的にSlackチャンネルに投稿。
- 商談レコードの担当者を変更などの基本的なレコードの更新、作成。
②Service Cloud for Slack
Service Cloud for Slackは、カスタマーサポートチームがSalesforce内のケース情報をリアルタイムでSlackに連携するためのツールです。サポート担当者はSlack内でケースの状況を確認し、チームと協力して迅速に問題を解決できます。
- 対象
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カスタマーサポートチーム
- 主な機能
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- ケースの作成やステータス変更をリアルタイムでSlackに通知。
- ケースに関するディスカッションをSlack内で行い、迅速な対応をサポート。
- サポートチームの連携を強化し、効率的な問題解決を実現。
- 活用シーン
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顧客対応の効率化、サポートチームの連携強化
- 活用例
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- 新しいサポートケースが作成されたときに担当者に自動通知。
- ケースがエスカレーションされたときに管理者に通知。
- 重要なケースのステータスを定期的にSlackチャンネルに投稿。
③CRM Analytics for Slack
CRM Analytics for Slackは、Salesforceの分析機能をSlackに統合し、ビジネスデータやパフォーマンス指標をリアルタイムで共有するためのツールです。これにより、意思決定者は必要な情報を迅速に把握し、適切なアクションを取ることができます。
- 対象
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カスタマーサポートチーム
- 主な機能
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- SalesforceのレポートやダッシュボードをSlackに共有し、チーム全体でデータを確認。
- 特定のビジネス指標が設定値を超えた場合に自動通知。
- 分析結果を基にしたディスカッションをSlack内で行い、データドリブンな意思決定をサポート。
- 活用シーン
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データドリブンな意思決定、パフォーマンスモニタリング
- 活用例
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- 月次売上レポートを自動的にSlackチャンネルに投稿。
- KPIが設定値を超えたときにリアルタイムで通知。
- 分析結果を基にした戦略ミーティングをSlack内で実施。
まとめ
これらのアプリケーションを活用することで、SalesforceのデータとSlackのコミュニケーション機能を統合し、業務の効率化とチームの生産性向上を図ることができます。各アプリケーションはそれぞれのチームのニーズに合わせた利用をすることでビジネス全体の連携をより強化することができます。
具体的な設定方法については、また別の機会で詳しく説明しますので、是非お楽しみにしてください。
この記事を参考にして、SalesforceとSlackの連携を試してみてください。
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